Glossary
マーケティング用語集
マーケティングに関わる用語を、実務で判断に使える形でやさしく解説しています。用語をクリックすると答えが開きます。
カテゴリ
よみがな
クリックなどの操作に対する反応の速さ。
Interaction to Next Paint の略で、利用者の操作に画面が反応するまでの時間を測ります。200ミリ秒以内が良好とされています。
不要なスクリプトの削減が主な改善手段です。多機能なプラグインを多数導入している場合、数値が悪化しやすくなります。
検索と共有を含む、インターネット時代の購買行動モデル。
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(行動)→ Share(共有)の頭文字です。AIDMAに検索と共有の段階を加えた形になっています。
実務では、認知施策の直後に検索されることを前提に指名検索の受け皿を用意する、購入後に共有を促す仕組みを置く、といった設計に活きます。
認知から購買までの心理段階を5つに整理した古典的なモデル。
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字です。マスメディア中心の時代に提唱されました。
検索や比較の行動が含まれないため、現在はインターネット前提のAISASなどと併用されます。段階ごとに必要な情報が違うという考え方自体は、今も施策設計の土台になります。
こちらから顧客に働きかける手法。
テレアポ、飛び込み営業、ダイレクトメール、広告出稿など、企業側から能動的に接触する手法の総称です。
即効性がある一方、相手の検討段階に関係なく届くため、断られる割合も高くなります。狙う相手を絞ることで効率が変わります。
成果に至るまでに関わった複数の接点を、どう評価するかの考え方。
顧客は広告を見て、後日検索して、さらに数日後に購入する、といった経路をたどります。その成果を最後の接点だけの手柄とするか、途中の接点にも配分するかを決める考え方です。
最後のクリックだけで評価すると、認知をつくった施策が過小評価されます。指名検索が伸びている場合は、その前段の施策が効いている可能性を考慮します。
成果が発生したときだけ報酬を支払う成果報酬型の広告。
提携する媒体が紹介し、その経由で購入や申込が発生した場合にのみ費用が発生します。掲載自体には費用がかかりません。
費用対効果は読みやすい一方、紹介のされ方を完全には管理できません。表現方法のガイドラインを共有しておくことがブランド保護につながります。
処理の手順やルールのこと。マーケティングではSNSと検索エンジンの2つの文脈で使われる。
本来は「問題を解くための手順やルール」を指す言葉です。マーケティングの現場では、主に2つの意味で使われます。ひとつはSNSがどの投稿を誰に表示するかを決める仕組み、もうひとつは検索エンジンがどのページを上位に表示するかを決める仕組みです。
単に「アルゴリズムが変わった」と言われたときは、どちらの話かを確認する必要があります。対象が違えば、取るべき対応もまったく変わるためです。
投資額に対してどれだけの利益が得られたかを示す割合。
Return On Investment の略で、利益を投資額で割って求めます。売上を基準とするROASと違い、利益ベースで評価する点が特徴です。
広告費だけでなく人件費や制作費を含めて計算すると、施策全体が事業に貢献しているかを判断できます。
第三者の発信によって得られる評価や露出。
口コミ、レビュー、SNSでの言及、メディアの取材記事などが該当します。自社発信ではないため信頼されやすい一方、内容を管理できません。
直接コントロールはできませんが、生まれやすい状況をつくることはできます。感想を尋ねるタイミングを決める、共有しやすい仕組みを用意するといった設計が有効です。
収集されたページが検索エンジンのデータベースに登録されること。
クロールされた内容が整理され、検索結果に表示され得る状態になることを指します。登録されて初めて検索対象になります。
公開したのに検索に出てこない場合、まずこの状態を確認します。Search Consoleで登録状況を調べられます。
外部に委託せず、社内でマーケティング業務を行う体制。
広告運用やコンテンツ制作を社内で担う形態です。現場の情報が発信に反映されやすく、意思決定も速くなります。
弱点は、担当者の異動や退職で運用が止まりやすいことです。判断基準や過去の反応傾向を手順書として残しておくことが備えになります。
有益な情報を発信し、顧客のほうから見つけてもらう手法。
記事や資料を通じて役立つ情報を提供し、検索やSNS経由で見つけてもらう考え方です。売り込むのではなく、必要としている人が自ら訪れる状態をつくります。
成果が出るまで時間がかかる一方、蓄積した記事や資料は資産として残り続けます。短期の成果を求める施策との併用が現実的です。
SNSで一定の影響力を持ち、他者の行動に影響を与える発信者。
フォロワーからの信頼を背景に、商品の認知や購買に影響を与える発信者です。規模の大小によって役割が異なります。
フォロワー数より、届く層が自社の狙う層と重なるかが重要です。依頼時は広告であることの明示が必要になります。
広告や投稿が表示された「回数」。
画面に表示された回数を示します。同じ人が3回見れば3インプレッションとして数えるため、人数ではありません。
人数を知りたい場合はリーチを見ます。インプレッションだけが伸びてリーチが増えていなければ、同じ人に繰り返し表示されている状態です。
経験・専門性・権威性・信頼性という、コンテンツの品質評価の観点。
Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字です。Googleが品質評価の指針として示している考え方です。
特に実体験に基づく記述が重視されます。一般論をまとめただけの記事より、自社の現場でしか書けない具体例を含む記事のほうが評価されやすくなります。
入力フォームを改善し、途中離脱を減らす取り組み。
Entry Form Optimization の略です。入力項目の削減、エラー表示の分かりやすさ、入力補助などにより完了率を高めます。
効果が大きいのは項目数の見直しです。今すぐ必要でない情報を削るだけで、完了率が改善することは少なくありません。
画質を保ちながら容量を小さくできる画像形式。
従来のJPEGやPNGより軽量にできる画像形式です。表示速度の改善に効果があります。
多くの環境で表示できますが、古い環境向けに従来形式を併用する設定が用意されている場合もあります。
オンラインで実施するセミナー。
会場費や移動が不要で、遠方の参加者にも届きます。録画を後日配布すれば、当日参加できなかった人にも価値を届けられます。
申込者全員が参加するわけではないため、参加率は5〜7割程度を見込んでおくと計画が立てやすくなります。売り込み中心の内容は途中離脱を招くため、学びを主軸に置くことが基本です。
配信しながら予算や設定を随時調整していく形式の広告。
リスティング広告やSNS広告など、配信中に予算配分・ターゲティング・クリエイティブを調整できる広告の総称です。
出稿して終わりではなく、数字を見て手を入れ続けることが前提になります。1週間程度のデータが集まった段階で目標との差を確認し、乖離が大きければ早めに止める判断も必要です。
検索エンジン経由の集客全体を指す言葉。SEOとリスティング広告の総称。
Search Engine Marketing の略。検索という同じ入口を、広告(リスティング)と自然検索(SEO)の両面から扱う考え方です。
両者は代替ではなく補完関係にあります。SEOで上位が取れるまでは広告で受け止め、順位が安定してきたら広告の比重を下げる、といった配分ができます。
検索結果で見つけてもらいやすい状態にサイトを整えること。
Search Engine Optimization の略です。検索したときに自社のページが上位に表示されるよう、技術面と内容面の両方を整える取り組みを指します。
検索エンジンは、検索した人の疑問に最も的確に答えるページを上位に置こうとします。小手先の調整より、読む人の役に立つかどうかが結果を左右します。成果までは数か月かかる前提で取り組む施策です。
通信を暗号化し、安全にやり取りする仕組み。
URLが「https」で始まるサイトはこれが設定されています。入力情報が第三者に読み取られるのを防ぎます。
未設定だとブラウザに警告が表示され、信頼性を大きく損ないます。フォームを設置するサイトでは必須の設定です。
SNSが、どの投稿を誰にどの順で表示するかを決める仕組み。
各SNSが独自に定めた基準で、タイムラインに出す投稿と並び順を決定しています。投稿直後の反応の速さ、滞在時間、保存などの行動が判断材料になっているとされます。
詳細は公開されておらず、頻繁に変わります。仕様を追いかけるより、反応の良かった投稿の傾向を自社で記録し続けるほうが実用的です。
SNSの管理画面で見られる投稿ごとの反応データ。
リーチ、保存、プロフィール遷移などを投稿単位で確認できる分析機能です。
感覚で「今回は伸びた」と済ませず、伸びた投稿と伸びなかった投稿の共通点を言語化することが重要です。月に一度の振り返りでも精度は上がります。
SNSアカウントの運用を外部の事業者に委託すること。
投稿の企画・制作・分析などを外部に任せる形態です。依頼範囲によって費用は幅があり、投稿作成のみ、コメント対応を含む、広告運用まで含むなど段階があります。
委託しても目的設定まで任せきりにすると、期待とのずれが生まれます。何を成果とみなすかは自社で決めたうえで依頼することが前提になります。
Instagram・Facebook・X・LINE・LinkedInなどのSNS上に配信される、興味関心に基づく広告。
各SNSのタイムラインやストーリーズなどに配信される広告です。検索ではなく、年齢・地域・興味関心・行動履歴をもとに届ける相手を指定します。まだ課題を自覚していない潜在層に届けられる点が特徴です。
主な媒体と得意分野は次の通りです。
- Instagram/Facebook(どちらもMeta社。管理画面が共通で同時配信できる)— 写真や動画で魅力が伝わる商材、地域を絞った集客に強い。Facebookは比較的高い年齢層に届きやすい
- X(旧Twitter)— 話題性や拡散を狙う場合、情報感度の高い層への訴求に向く
- LINE— 利用者層が最も幅広く、年齢の高い層にも届く。地域密着の店舗集客と相性が良い
- LinkedIn— 職種や役職での絞り込みができるため、BtoBや採用の用途で使われる
- TikTok— 短尺動画。若年層への認知獲得に向く
どれか一つに絞る必要はありませんが、最初から複数に薄く配信すると検証が難しくなります。狙う相手が最も多くいる媒体を1つ選び、反応を見てから広げる進め方が安全です。
商談の進捗や営業活動を管理し、受注確度を可視化する仕組み。
Sales Force Automation の略。案件ごとの進捗段階、次のアクション、受注予定額を記録し、営業全体の状況を把握できるようにします。
CRMが顧客との関係全体を扱うのに対し、SFAは商談プロセスに焦点を当てます。マーケティングが渡した見込み客がどこで止まっているかを確認する際にも使われます。
営業が商談に値すると判断した見込み客。
Sales Qualified Lead の略で、予算・決裁権・導入時期などを確認したうえで、営業が具体的に商談を進められると判断した見込み客です。
MQLからSQLへの転換率を見ると、マーケティングと営業の連携がうまくいっているかを判断できます。
市場を分け、狙う層を決め、立ち位置を定める3段階の手順。
Segmentation(市場の細分化)、Targeting(狙う層の決定)、Positioning(立ち位置の明確化)の順で進める枠組みです。誰に向けて、どんな存在として認識されたいかを決めます。
3つは順番に意味があります。市場を分けないまま狙う層を決めると、実態のない顧客像を追いかけることになりやすいためです。
サイト内のページ一覧を検索エンジンに伝えるファイル。
どんなページが存在するかを一覧化し、検索エンジンに送信するためのファイルです。新しいページの発見を促します。
ページ数が多いサイトや、リンクでたどりにくい構造のサイトほど効果があります。多くのCMSでは自動生成の仕組みが用意されています。
「他人に勧めたいか」を0〜10で聞き、顧客の推奨度を測る指標。
Net Promoter Score の略です。9〜10点を推奨者、7〜8点を中立者、0〜6点を批判者と分類し、推奨者の割合から批判者の割合を引いて算出します。
点数そのものより、その理由を自由記述で集めることに価値があります。改善の手がかりは数値ではなく言葉のほうに現れます。
地図検索で自店舗が見つけてもらいやすい状態に整えること。
地図検索や「地域名+業種」の検索結果で上位に表示されるよう整える取り組みです。日本で生まれた言い方で、海外ではローカルSEOと呼ばれるのが一般的です。実店舗を持つ事業では通常のSEOより優先度が高くなることもあります。
基本はGoogleビジネスプロフィールの情報を正確かつ最新に保つことです。店名にキーワードを詰め込む行為は規約違反にあたるため避けてください。
見込み客への働きかけを自動化・仕組み化するツール。
メール配信、行動履歴の記録、見込み度合いの点数化などをまとめて行います。「資料をダウンロードした人に3日後にメールを送る」といった流れを自動で実行できます。
見込み客の数が多く、検討期間が長い事業ほど効果があります。逆に対象が少ないうちは手作業で十分なことも多く、導入自体が目的にならないよう注意が必要です。
マーケティング側が「営業に渡してよい」と判断した見込み客。
Marketing Qualified Lead の略です。資料請求や複数回の訪問など、一定の関心を示した見込み客を指します。
基準を営業側と事前にすり合わせておかないと、渡した側と受け取る側で温度差が生まれます。定義の共有が運用の前提になります。
ページの主要なコンテンツが表示されるまでの時間。
Largest Contentful Paint の略で、画面内で最も大きな要素が表示されるまでの時間を測ります。2.5秒以内が良好とされています。
大きな画像の圧縮や、サーバーの応答速度の改善が有効な対策になります。
一人の顧客が取引期間全体でもたらす利益の総額。
Life Time Value の略で、顧客が取引を続ける期間全体での利益を指します。継続利用やリピートのある商材ほど重要になります。
把握すると、獲得にかけられる費用の上限が見えます。初回の利益だけでは割に合わない広告でも、継続を含めれば成立すると判断できる場合があります。
広告などから訪れた人が最初に着地する、成果獲得に特化したページ。
Landing Page の略です。多くの場合、問い合わせや購入という一つの行動に絞って設計された縦長の1枚ページを指します。
情報の並べ方が成果を左右します。共感、課題提起、解決策、根拠、不安の解消、行動の後押しという流れが基本です。訪問者が「欲しい」と思う前に申し込みを促すと、押し売りに感じられて離脱を招きます。
着地ページを改善し、成果につながる割合を高める取り組み。
Landing Page Optimization の略。見出し、構成順序、画像、ボタンの文言などを見直し、訪問者が離脱せず行動に至る状態を目指します。
広告の出稿を増やす前に取り組む価値があります。同じ広告費でもLPの成果率が2倍になれば、獲得単価は半分になるためです。ABテストで1要素ずつ検証するのが基本です。
いいね・保存・コメントなど、投稿に対する反応の総称。
投稿に対して起きた反応をまとめた指標です。反応の種類によって意味が異なります。
いいねは軽い好意、保存は「後で見返したい」という強い関心を表します。集客につなげたいなら、いいねの数より保存やプロフィール遷移を見るほうが実態に近い判断ができます。
届いた人数のうち、反応した人の割合。
エンゲージメント数をリーチや表示回数で割って算出します。フォロワー数が異なるアカウント同士でも比較しやすい指標です。
フォロワーが増えると率は下がる傾向があります。数値の推移は、母数の変化と併せて解釈する必要があります。
2つの案を同時に試し、成果の良いほうを見極める検証方法。
見出しやボタンの色など、要素を変えた2案を同時に配信し、どちらの成果が高いかを比較します。感覚ではなく数値で判断できる点が利点です。
同時に複数箇所を変えると、何が効いたか分からなくなります。一度に変えるのは1要素に絞り、判断できるだけの件数が集まるまで続けることが前提です。
自社が保有し、自由に発信できる媒体。
自社サイト、ブログ、メールマガジン、公式SNSアカウント、パンフレットなどが該当します。掲載内容を自分たちで決められ、蓄積が資産になる点が特徴です。
費用を止めても消えない一方、成果が出るまで時間がかかります。広告のような即効性は期待せず、中長期の土台として位置づけるのが現実的です。
実店舗やECなど複数の接点を、切れ目なくつなぐ考え方。
店舗、EC、アプリ、SNSなどの接点を分断せず、どこから接触しても一貫した体験を提供する取り組みです。ネットで見て店舗で買う、といった行動に対応します。
在庫情報や顧客情報の連携が前提になるため、仕組みの整備が伴います。小規模でも、在庫と営業時間の表示を揃えるだけで体験は改善します。
画像の内容をテキストで説明する記述。
画像が表示されないときの代替表示に使われ、音声読み上げでも読まれます。検索エンジンが画像の内容を理解する助けにもなります。
キーワードを詰め込む場所ではありません。何が写っているかを簡潔に説明することが本来の役割です。
広告枠ではない、自然な検索結果からの流入。
広告費をかけずに表示される通常の検索結果を指します。SEOの成果はこの流入量で測られます。
広告と違い出稿を止めても流入が続く一方、成果が出るまでに時間がかかります。両者は代替ではなく補完関係として設計します。
提供価値の違いが伝わらず、値下げの応酬に陥る状態。
比較の基準が価格だけになった状態です。値下げは短期的に選ばれる理由になりますが、利益を削り投資余力を失わせます。
抜け出す鍵は、価格の理由を説明できるようにすることです。「検品を3回行う」「納品後1年は無償で調整する」といった具体的な行動として示せると、価格は比較材料ではなく納得材料に変わります。
商品をカートに入れたまま購入されずに離脱されること。
購入意思がある段階まで進んだ人の離脱であるため、改善の効果が出やすい領域です。送料が最後に判明した、会員登録を求められた、入力項目が多いといった理由が典型的です。
送料や手数料を早い段階で明示する、会員登録なしでも購入できるようにするといった対応が有効です。離脱した相手へのリマインドメールも一般的な打ち手です。
購入後の問い合わせや不具合に対応する窓口。
問題解決の窓口であると同時に、顧客の生の声が最も集まる場所でもあります。よくある質問はコンテンツの題材として有力です。
対応の速さと分かりやすさは、そのままブランドの印象になります。丁寧な発信をしていても、返信が事務的であれば体験としては損なわれます。
顧客が認知から購入・継続に至るまでの流れを時系列で整理したもの。
顧客が自社を知り、比較し、購入し、その後も関係が続くまでの過程を並べ、各段階で何を考え、何に不安を感じ、どこで情報に触れるかを書き出します。
目的は施策の抜けを見つけることです。認知向けの発信は多いのに、比較検討中の不安に答える材料がない、といった偏りが可視化されます。
内容が重複するページのうち、どれを正規版とするか示す指定。
同じ内容が複数のURLで存在する場合に、評価をまとめたい代表ページを指定するHTMLの記述です。
指定を誤ると、意図しないページが正規版とみなされ検索結果に出なくなります。設定変更時は対象URLの確認が必要です。
検討が進んだ層に、最後の一押しをする広告。
すでに関心を持っている層に対し、購入や問い合わせを促す広告です。指名検索への出稿やリターゲティングが代表例です。
成果率は高いものの、対象となる母数は限られます。ここだけに依存すると頭打ちになるため、認知施策との組み合わせが必要になります。
他サイトからの評価を高めるSEOの取り組み。
主に他サイトからリンクされること(被リンク)を通じて、サイトの信頼性を高める施策です。第三者からの評価として扱われます。
購入したリンクや不自然な相互リンクは、評価を下げる要因になります。引用される価値のある情報を出すことが、遠回りに見えて確実な方法です。
顧客1人あたりの平均購入金額。
売上は「客数×客単価×購入回数」に分解できます。そのうち1回の取引でいくら支払われたかを示す数値です。
新規客を増やすには費用がかかりますが、客単価や購入回数の改善は既存の関係の中で取り組めます。集客に行き詰まったときの見直し先になります。
新規顧客を1人獲得するのにかかった総費用。
Customer Acquisition Cost の略です。広告費だけでなく、人件費やツール費用まで含めた総額を新規顧客数で割って求めます。
LTVと対で見ることが基本です。一般にLTVがCACを十分に上回っていなければ、獲得するほど収支が悪化する状態になります。
自サイト内の複数ページが同じキーワードで競合し、評価が分散する状態。
似たテーマの記事を複数公開した結果、どれが代表ページか検索エンジンが判断できず、順位が伸び悩む現象です。
記事を統合するか、扱う切り口を明確に分けることで解消します。記事を増やす前に、既存記事と重複していないか確認する習慣が予防になります。
登録キーワードと検索語句を、どの範囲で一致とみなすかの設定。
完全一致、フレーズ一致、部分一致などがあり、範囲が広いほど多くの検索に表示される代わりに、意図と異なる語句にも反応しやすくなります。
予算が限られる場合は、範囲の狭い設定から始めて成果を確認し、徐々に広げるほうが無駄が出にくくなります。
利用者から第三者へ自然に伝わる評価や感想。
受け手が身構えずに受け取るため、比較検討の場面で強く働きます。
偶然に任せず仕組みにできます。満足度が最も高いのは利用直後であることが多いため、そのタイミングで感想を尋ねる流れを用意しておくと発生率が変わります。
閲覧履歴の追跡に使われるCookieの利用を制限する動き。
Cookieは訪問者のブラウザに保存される小さなデータで、リターゲティング広告や効果測定に使われてきました。プライバシー保護の観点から、他社サイトをまたいで追跡する「サードパーティCookie」の利用が制限される流れが続いています。
影響を受けるのは、他社サイト経由の追跡に依存した広告配信と効果測定です。自社で直接取得したデータの重要性が相対的に高まっています。
広告に使う画像・動画・テキストなど、実際に目に触れる表現物。
同じ予算・同じターゲティングでも、クリエイティブ次第で成果は大きく変わります。最初の1秒で目に留まるかが分かれ目になります。
1パターンだけで判断するのは早計です。訴求の切り口を変えた2〜3案を同時に試し、反応の良いものに寄せるほうが効率よく検証できます。
検索エンジンがページを巡回して情報を収集すること。
検索エンジンのプログラムがリンクをたどってページを訪れ、内容を読み取る工程です。この段階を経なければ検索結果には現れません。
他のページからリンクされていないページは発見されにくくなります。内部リンクやサイトマップが巡回を助けます。
Google検索・マップ上に表示される店舗情報の無料管理サービス。
営業時間、写真、サービス内容、口コミなどを管理できる無料のサービスです。来店を伴う業種では、ホームページより先に見られることも少なくありません。
情報が古いままだと機会損失に直結します。写真の追加と口コミへの返信を習慣にするだけでも、閲覧数や経路検索の数字は変わります。
広告表示の誇張や、過大な景品を規制する法律。すべての業種が対象。
正式には「不当景品類及び不当表示防止法」。実際より著しく良く見せる表示や、過大な景品提供を禁じています。業種を問わずすべての事業者が対象で、故意でなくても違反になり得ます。
違反すると措置命令や課徴金の対象になります。「日本一」「No.1」「効果が出ます」といった表現を使う場合は、その根拠となる調査データを事前に用意しておく必要があります。
検索エンジンが、どのページを何位に表示するかを決める仕組み。
検索された語句に対して、どのページが最も適切かを判定し順位を決める仕組みです。Googleは数百の要素を用いているとしていますが、その全容や重み付けは公開されていません。
大きな見直し(コアアップデート)は年に数回行われ、順位が大きく動くことがあります。変動直後に慌てて手を入れるより、数週間様子を見てから判断するほうが安全です。小手先の対策ではなく、検索する人の意図に的確に答えることが結局は最も確実な対応になります。
そのキーワードで検索した人が、本当は何を知りたいのかという背景。
同じ「LP 改善」でも、作り方を知りたい人と、既存ページの数値が伸びずに困っている人では必要な情報が異なります。その奥にある目的を指します。
外すと、丁寧に書いても評価されにくくなります。確認方法として簡単なのは、実際に検索して上位に並ぶページの切り口を見ることです。共通する形が求められている答えに近いものです。
あるキーワードが1か月に検索されるおおよその回数。
需要の大きさを測る目安となる推定値です。Googleキーワードプランナー(Google広告の管理画面から無料で使える)、ラッコキーワード、Ubersuggest などで調べられます。
数字が大きいほど競合も多く、上位表示は難しくなります。中小規模の事業では、小さくても悩みが具体的なキーワードを狙うほうが成果につながりやすい傾向があります。
自分の課題を自覚し、すでに解決策を探している層。
「地域名+業種」で検索するなど、能動的に情報を集めている段階の人たちです。何が必要かを本人が分かっているため、成約までの距離が近い層です。
検索広告やSEOで受け止めるのが基本になります。ただし母数は限られるため、ここだけを狙い続けると早い段階で頭打ちになります。
最終的に達成したい事業成果を数値で示した目標。
Key Goal Indicator の略で、「新規契約を月10件」「年商1億円」のように、事業の成果そのものを数値化した最終目標です。
これを置かずに施策を始めると、成果が出ているかを判断できません。半期や通期といった単位で据え、頻繁には変えないのが一般的です。
KGIの達成に近づいているかを測る、日々追う中間指標。
Key Performance Indicator の略です。KGIが「新規契約10件」なら、問い合わせ数・資料請求数・サイト訪問数などがKPIにあたります。
選ぶ基準は、自分たちの行動で動かせる数字であることです。数を増やしすぎると優先順位が曖昧になるため、3つ程度に絞ると運用しやすくなります。
最終目標を構成要素に分解し、樹形図として整理したもの。
「売上」を「客数×客単価×購入回数」に分け、客数をさらに「訪問数×CVR」に分けるというように、目標を分解していきます。どの数字を動かせば目標に届くかが見えるようになります。
分解すると、実際に手を打てる箇所が具体的になります。売上が伸びない理由を漠然と探すより、どの枝が想定を下回っているかを特定するほうが早く改善に着手できます。
検索エンジンが定期的に行う、評価基準の大規模な見直し。
年に数回実施される検索アルゴリズムの大きな更新です。順位が大きく変動することがあります。
変動後すぐに大幅な修正を加えるのは危険です。数週間は様子を見て、順位が戻らない場合に内容の見直しを検討する順序が安全です。
Googleが定めた、表示速度や操作性を測る3つの指標。
ページの体験品質を測る指標群で、主要コンテンツの表示速度を示すLCP、操作への反応速度を示すINP、表示のガタつきを示すCLSの3つで構成されます。
検索評価にも関わるため、集客の観点でも無視できません。PageSpeed Insights(無料)にURLを入力すれば現状のスコアと改善候補が確認でき、Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」でもサイト全体の状況を把握できます。
キャンペーンや広告グループをどう分けて管理するかの設計。
商材、地域、目的などの単位でキャンペーンを分け、その中を広告グループで整理します。予算配分や成果の把握しやすさに直結します。
細かく分けすぎるとデータが分散し、自動最適化が効きにくくなります。管理のしやすさと学習量のバランスを取ることが要点です。
広告を届ける相手を、条件を指定して絞り込む設定。
年齢、地域、興味関心、行動履歴などの条件で配信対象を限定します。適切に絞ることで、無駄な表示にかかる費用を抑えられます。
想像上の顧客像に合わせてしまうと精度が落ちます。実際に購入している人の属性と一致しているかを確認してください。絞りすぎると配信量が確保できず、最適化が進まない副作用もあります。
検索広告に表示される見出しと説明文。
検索結果に表示される文言です。文字数制限があるため、限られた語数で対象と提供内容を伝える必要があります。
検索されたキーワードが含まれていると、太字で強調され目に留まりやすくなります。複数案を登録し、成果の良いものに寄せていく運用が基本です。
ページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で補足する記述。
記事の著者や公開日、商品の価格、よくある質問などを、決められた書式で記述します。検索エンジンが内容を正確に把握する助けになります。
正しく記述されると、検索結果に評価や質問の一覧が表示されることがあります。ただし表示は保証されるものではありません。
顧客自身も明確に言語化していない、行動の裏にある本音。
アンケートで「価格が理由」と答えた人が、実は選ぶ手間を省きたかった、というように、表面的な回答の奥にある動機を指します。
見つける手がかりは、購入した理由よりも「他をやめた理由」や「迷った点」を尋ねることにあります。行動と発言のずれに本音が現れます。
顧客がそのブランドに対して抱く愛着や信頼の強さ。
価格や利便性だけでない理由で選び続けてもらえる状態を指します。高いほどリピートや紹介が生まれやすくなります。
ポイント還元などの経済的な動機だけで維持しようとすると、より条件の良い競合が現れた時点で離れられます。体験や共感の積み重ねが土台になります。
個人情報の取得・利用・管理のルールを定めた法律。
氏名やメールアドレスなど個人を識別できる情報を扱う際のルールを定めています。取得時に利用目的を明示し、その範囲内で使うことが原則です。
問い合わせフォームやメルマガ登録も対象です。プライバシーポリシーを用意し、フォームから参照できるようにしておくことが基本的な対応になります。
記事を継続的に公開し、検索から人を集める取り組み。
読み手の疑問に答える記事を積み上げ、検索経由の流入を増やす手法です。広告と違い、公開した記事は出稿を止めても人を連れてき続けます。
資産になるまで時間がかかります。数週間で成果を期待すると途中で止めがちなので、半年から1年かけて育てる前提を社内で共有しておくことが継続の条件です。
有益な情報の発信を通じて、見込み客との関係を築く手法。
記事、動画、資料などを継続的に提供し、認知から信頼構築、購入検討までを支える考え方です。SEOに限らず、SNSやメールも含みます。
広告と違い、公開したコンテンツは残り続けます。ただし成果までの期間が長いため、続けられる制作体制を先に整えることが要点です。
サイト上で達成したい成果となる行動のこと。
問い合わせ、購入、資料請求、予約など、そのサイトで達成したい行動を指します。何をコンバージョンとするかは事業ごとに設定します。
最終成果だけでなく、電話番号のタップや資料の閲覧など、途中段階の行動を補助的な指標として設定しておくと、改善の手がかりが増えます。
成果の発生を広告媒体に伝えるための計測用コード。
問い合わせ完了ページなどに設置し、成果が発生したことを媒体に通知する仕組みです。これがないと、どの広告が成果を生んだか把握できません。
自動入札はこのデータをもとに最適化されるため、設定の正確さが運用結果を左右します。出稿前に必ず動作確認を行ってください。
検索窓に入力したとき、自動的に表示される関連候補。
実際に多く検索されている組み合わせが候補として提示される機能です。人々が何と一緒に検索しているかを知る手がかりになります。
無料で使える情報源として有用です。記事の中で触れるべき論点を洗い出す際の出発点になります。
競合とは違う価値を示し、価格以外の理由で選ばれる状態をつくること。
機能や価格の優劣だけでなく、対応の姿勢や提供プロセスなど、比較しにくい部分に価値が宿ることもあります。
手がかりは、同業他社が使っている言葉を並べてみることです。全社が使う言葉は違いになりません。自社では当たり前すぎて言語化していないことが、独自の位置につながります。
送信完了後に表示される、お礼と次の案内を示すページ。
問い合わせ完了を伝えるページです。コンバージョン計測の基準点としても使われます。
「送信しました」だけで終わらせず、返信までの目安時間や、待つ間に読める関連情報を案内すると、不安の解消につながります。
顧客・競合・自社の3視点から事業環境を整理する枠組み。
Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つを並べて、市場のニーズ、他社の動き、自社の強みの重なりを探します。
つまずきやすいのは3つを同じ深さで調べようとすることです。自社分析に時間をかけすぎて顧客理解が薄くなる例が多く、既存客に「なぜ選んだか」を数人に聞くだけでも認識のずれに気づけます。
検索結果での表示回数・順位・クリック数を確認できる無料ツール。
Google Search Console は、自サイトがどんなキーワードで表示され、何回クリックされたかを確認できるツールです。GA4が「訪問後」を見るのに対し、こちらは「訪問前」を見ます。
表示回数は多いのにクリックが少ないキーワードは、タイトルや説明文の改善余地があります。記事のリライト対象を選ぶ根拠として使えます。
サイトのデータを保管し、閲覧者に配信するコンピュータ。
契約したサーバーにサイトのファイルを置くことで、インターネット上に公開されます。
安価な共用プランでは、同居する他サイトの影響で速度が落ちることがあります。画像を最適化しても改善しない場合、サーバー環境が原因の可能性を検討します。
会社名や商品名など、固有名詞で直接検索されること。
すでに存在を知っている人による検索であり、成約に至る確率が高い流入です。
この数の推移は、認知施策が効いているかを測る指標にもなります。SNSや広告で接点を増やした結果として伸びていれば、認知が広がっている証拠と判断できます。
実際に顧客が来店・利用してくれる地理的な範囲。
店舗や事業所に対して、現実的に顧客が訪れる範囲を指します。日常利用の業態は狭く、専門性の高いサービスほど広くなる傾向があります。
広告の配信エリア設定の前提になります。想定ではなく、実際の顧客の居住地や来店経路から把握すると無駄な配信を減らせます。
検索結果に商品画像・価格つきで表示される、EC向けの広告。
商品名で検索した際に、画像と価格が並んで表示される広告枠です。Google広告では商品情報を登録した「Merchant Center」と連携して配信します。
購入意図が明確な検索に対して、実物と価格を先に見せられる点が強みです。商品データの情報量と正確さが配信結果を大きく左右します。
企業の理念や姿勢を含めた、全体の在り方の設計。
Corporate Identity の略で、理念、行動指針、視覚表現までを含む企業全体の一貫性を指します。VIはその視覚部分にあたります。
見た目だけを整えても、社内の行動が伴わなければ外部との認識にずれが生まれます。
顧客情報とやり取りの履歴を一元管理し、関係を維持する仕組み。
Customer Relationship Management の略。購買履歴、問い合わせ内容、対応記録などを集約し、誰がどの段階にいるかを把握できる状態をつくります。
担当者の記憶や個人のメールに情報が閉じていると、退職や異動で関係が途切れます。既存顧客からの売上比率が高い事業ほど、整備する価値が大きくなります。
サイト全体で成果に至る割合を高める取り組みの総称。
Conversion Rate Optimization の略。特定ページに限らず、流入から成果までの全体を対象に改善します。LPOやEFOはこの一部にあたります。
集客数を増やす施策より費用対効果が高くなることが多い領域です。すでに来ている訪問者を活かす発想のため、広告費を増やさずに成果を伸ばせます。
専門知識がなくてもサイトを更新できる管理システム。
Content Management System の略です。管理画面から記事や画像を追加・修正でき、更新のたびに制作会社へ依頼する必要がなくなります。WordPress が最も広く使われていますが、ノーコードで作れる STUDIO や Wix、ECなら Shopify など、用途に応じた選択肢があります。
自社で更新する運用を前提とするなら導入価値は高くなります。一方で、更新頻度が低いサイトでは管理の手間が上回ることもあります。
表示中にレイアウトが突然ずれる度合い。
Cumulative Layout Shift の略です。読み込み途中で画像や広告が挿入され、押そうとしたボタンが動いてしまう現象の起きにくさを測ります。0.1以下が良好とされています。
画像や広告枠にあらかじめ表示領域を確保しておくことで改善します。
広告や検索結果が表示された回数のうち、クリックされた割合。
Click Through Rate の略です。1,000回表示されて10回クリックされたなら、CTRは1%になります。
低い場合は、見出しや画像が届けたい相手に響いていない可能性があります。検索結果でのCTRはタイトルと説明文の影響が大きいため、順位が良いのにクリックされない記事は文言の見直しが有効です。
次の行動を促す案内文とボタン。
Call To Action の略で、「無料相談を予約する」「資料をダウンロードする」といった行動を促す要素です。
多くのサイトは会社紹介で終わり、次に何をすればよいかが示されていません。押し売りに感じられるのを避けたい場合、「まず資料だけ見る」のようにハードルの低い選択肢を併置すると反応が変わります。
広告が1,000回表示されるごとに発生する費用。
Cost Per Mille の略で、表示回数に対して課金される方式です。クリックの有無にかかわらず、表示された分だけ費用が発生します。
クリックより「多くの人に見てもらうこと」が目的の認知施策と相性があります。成果獲得を狙う場合はクリック課金のほうが管理しやすいことが多くなります。
成果1件を獲得するのにかかった広告費用。
Cost Per Acquisition の略です。広告費10万円で20件の問い合わせがあれば、CPAは5,000円になります。
出稿前に「1件いくらまでなら採算が合うか」を決めておくことが重要です。目標がないまま運用すると、継続か停止かを感覚で判断することになります。1件成約時の利益から逆算すれば、おおよその上限は算出できます。
広告が1回クリックされるごとに発生する費用。
Cost Per Click の略です。運用型広告の多くがこの課金方式で、表示されるだけでは費用は発生しません。
競合が多いキーワードほど高くなります。単価の高さ自体が問題なのではなく、そのクリックが成果につながっているかが判断軸です。CPCだけを下げると成果の出にくい層に配信が偏ることもあるため、CPAと併せて見ます。
サイト訪問者のうち、成果に至った人の割合。
Conversion Rate の略です。訪問1,000人のうち問い合わせが10件なら、CVRは1%になります。
アクセス数だけを見ていると「人は来ているのに成果が出ない」状態に気づけません。CVRを併せて見ることで、集客と受け皿のどちらに課題があるかを切り分けられます。適正値は業種で大きく異なるため、他社比較より自社の推移で判断します。
掲載枠と期間を買い取って出す、固定料金型の広告。
特定のサイトの広告枠を、期間や表示回数を決めて買い取る形式です。運用型と違い、配信中の細かな調整は基本的に行いません。
媒体の読者層が自社の狙う層と重なっている場合に有効です。掲載前に想定される表示回数や読者属性を確認しておくことが判断材料になります。
広告を表示させたくない検索語句の指定。
「無料」「求人」「やり方」など、購入意図のない検索での表示を防ぐために登録します。無駄なクリックを減らす基本的な調整です。
実際に広告が表示された検索語句のレポートを定期的に確認し、意図と違うものを追加していく運用が効果的です。
Googleが提供する無料のアクセス解析ツール。
Google アナリティクス 4 の略称です。サイトへの流入経路、閲覧されたページ、コンバージョンの発生状況などを無料で計測できます。
導入しただけでは活用されません。まず「どの数字を毎月見るか」を3つ程度決めておくと、数値の海に迷わず継続的な改善につなげられます。
強み・弱み・機会・脅威の4象限で自社の状況を整理する方法。
Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)に分けて状況を書き出します。強みと弱みは自社の内部要因、機会と脅威は市場や競合など外部要因です。
書き出すだけで終わると活用されません。「強みを機会にどう当てるか」「弱みが脅威と重なる領域をどう避けるか」まで考えて、はじめて施策につながります。
登録日を起点に、あらかじめ用意した順序でメールを自動配信する仕組み。
資料請求や会員登録の翌日に1通目、3日後に2通目というように、時間差で自動的に届く設定です。全員に同じ順序で届くため、検討初期に必要な情報を漏れなく渡せます。
一度作れば継続して機能します。まず3〜5通の短い流れから始め、開封率や反応を見ながら増やしていくと無理なく運用できます。
広告であることを隠す行為の禁止。2023年10月から景品表示法の規制対象。
事業者が関与しているのに、第三者の自主的な感想であるかのように見せる表示が禁止されています。2023年10月1日から景品表示法上の不当表示に指定されました。
インフルエンサーへの依頼、自社スタッフによる口コミ投稿、報酬や商品提供を伴う紹介はすべて対象です。「PR」「広告」「提供」などの表記を、消費者が明確に認識できる位置と大きさで示す必要があります。規制の対象となるのは依頼した事業者側である点に注意が必要です。
24時間で消える短時間限定の投稿形式。
時間経過で消えるため、作り込みすぎない日常的な発信に向いています。質問やアンケートの機能で反応を得やすい形式です。
既存のフォロワーとの関係を保つ役割が中心です。新規獲得はリールや通常投稿、関係維持はストーリーズ、と役割を分けると設計しやすくなります。
ブランド全体から受け取られる雰囲気や価値観。
写真、言葉、空間、接客など、あらゆる要素の積み重ねから生まれる印象です。個々の要素が噛み合って初めて成立します。
細部に宿ります。丁寧な発信をしていても、返信の文面が事務的であれば、そこで印象は途切れます。
市場を似た性質のグループに分けること。
年齢・地域・業種・利用目的・課題の深さなど、共通点のある集団に市場を切り分ける作業です。全員に同じ売り方をするのではなく、グループごとに響く伝え方を変えるための下準備になります。
分ける軸は属性だけとは限りません。「何に困っているか」で分けたほうが、実際の購買行動に近い区切りになることもあります。
サイトへの1回の訪問。複数ページを見ても1回と数える。
訪問者がサイトに来てから離れるまでの一連の行動を1セッションと数えます。一定時間操作がないと区切られ、再び操作すれば新しいセッションになります。
同じ人が日を変えて訪問すればセッションは増えます。人数を見たい場合はUU(ユニークユーザー)を確認します。
まだ課題を自覚しておらず、検索もしていない層。
解決策を探していないため、検索広告では出会えません。SNS広告や動画広告など、こちらから届ける手段で接触します。
すぐに成果は出ませんが、母数が大きく将来の顧客になり得ます。評価をCPAだけで行うと必要な施策を早期に止めてしまうため、リーチや指名検索の伸びで判断します。
SNS上の投稿を収集し、自社や市場の評判を把握すること。
自社名や商品名を含む投稿を集め、どう受け止められているかを把握する取り組みです。
アンケートでは出てこない率直な言葉が得られます。商品改善のヒントや、想定していなかった使われ方の発見につながります。
媒体やインフルエンサーと組み、記事や投稿の形で伝える広告。
媒体の編集者や発信者が、自らの言葉で商品を紹介する形式です。通常の広告より受け入れられやすい特徴があります。
広告であることの明示が必要です。表示を怠ると信頼を損ない、法令上も問題となる場合があるため、表記ルールの確認が欠かせません。
検索結果に見出しとして表示されるページの題名。
HTMLで指定するページの題名で、検索結果やブラウザのタブに表示されます。SEOにおいて最も基本的な要素の一つです。
狙うキーワードを前方に置き、30文字前後に収めると省略されにくくなります。順位が良いのにクリックされない場合、ここの見直しが最初の一手になります。
ロゴに添える、ブランドの姿勢を示す短い言葉。
「何をする会社なのか」「何を大切にしているのか」を短く示す一文です。ロゴだけでは伝わらない部分を補います。
社名から事業内容が想像しにくい場合ほど有効に働きます。長く使う前提で、流行り言葉は避けるほうが無難です。
分けた市場のうち、どの層に注力するかを決めること。
細分化した市場の中から、自社の強みが活き、かつ十分な規模が見込める層を選ぶ判断です。すべての層に等しく力を入れるのではなく、優先順位をつけます。
選ばない層を決めることも同じくらい重要です。対象を絞ると機会を逃すように感じますが、誰にでも当てはまる訴求は誰の記憶にも残らないという逆転が起こります。
一定期間内に離脱・解約した顧客の割合。
解約率とも呼ばれます。継続課金型のサービスでは、この数値がLTVに直結するため重視されます。
解約時のアンケートだけでは本当の理由は見えにくいものです。利用頻度が落ち始めた段階の兆候を捉えるほうが、対策としては有効です。
最初の1ページだけを見て帰った訪問者の割合。
従来のアクセス解析では「他のページに移動せず、着地したページだけで離れた割合」を指していました。現在のGA4では定義が変わり、10秒未満で離れ、かつコンバージョンも2ページ目の閲覧もなかったセッションの割合を示します。
いずれの定義でも、高いこと自体が問題とは限りません。知りたいことが1ページで完結する記事なら、直帰率が高くても役割は果たしています。使っているツールの定義を確認したうえで、ページの目的と併せて解釈してください。
サイトやアプリの広告枠に表示される画像・動画の広告。
ニュースサイトやブログなどの広告枠に、バナー画像や動画として表示されます。代表的なのはGDN(Googleディスプレイネットワーク)とYDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)で、検索されていない段階の層にも広く届けられます。
検索広告より成果率は低くなる傾向がありますが、単価が安く広く届く特性があります。認知の獲得やリターゲティングでの活用が中心になります。
卸や小売を介さず、自社が直接消費者に販売する形態。
Direct to Consumer の略です。自社ECなどを通じて消費者と直接取引するため、中間マージンを抑えられ、顧客データも自社に蓄積されます。
一方で、集客・配送・サポートまで自社で担う必要があります。販路を持たない分、認知獲得の設計が成否を分けます。
SNSにどれくらいの間隔で投稿するかの設計。
更新が途絶えると接触機会が減り、想起されにくくなります。一方で、内容が伴わない投稿を増やしても反応は伸びません。
無理なく続けられる本数から始めるほうが結果的に長続きします。曜日ごとに扱うテーマを決めておくと、ネタ切れと迷いを同時に減らせます。
通信販売などで、事業者情報や返品条件の表示を義務づける法律。
ネット通販や訪問販売など、トラブルが生じやすい取引形態を対象とした法律です。通信販売では、事業者名・所在地・連絡先・価格・送料・支払方法・返品の可否と条件などの表示が義務づけられています。
ECサイトでは「特定商取引法に基づく表記」のページを設け、購入画面から到達できるようにしておく必要があります。返品条件を明示していない場合、商品到着後8日以内の返品を受け入れる扱いになる点にも注意が必要です。
情報を届ける経路を、持つ・買う・得るの3種類に整理した考え方。
自社で保有するオウンドメディア、費用を払って露出を買うペイドメディア、第三者の評価として得られるアーンドメディアの3つに分ける枠組みです。
3つは役割が違うため、どれか一つで完結させようとすると偏りが出ます。広告で認知を作り、自社サイトで詳しく伝え、口コミで信頼を補強するというように、組み合わせて設計します。
発信物全体で守る、言葉づかいや見た目の一貫したルール。
文章の言葉づかい、配色、写真の雰囲気など、すべての発信物で保つべき統一ルールです。接点ごとに印象が変わることを防ぎます。
崩れる原因の多くは、担当者が増えたときにルールが共有されていないことです。使ってよい色、避けたい表現、写真の明るさを1枚にまとめておくと、外注時にもぶれにくくなります。
動画形式で配信される広告。
YouTubeのほか、Instagram・TikTok・XなどSNSのフィードにも配信されます。静止画より多くの情報を伝えられ、雰囲気や使用感を表現しやすい形式です。
多くの環境で音声が出ない状態で再生されるため、字幕や冒頭の数秒で内容が伝わる構成が重要になります。
訪問者が迷わず目的の行動にたどり着けるよう経路を組み立てること。
ボタンの位置や、各ページからどこへ進めるかを含めて、ページ間の流れを設計することです。
見落とされがちなのは、トップページ以外から訪れる人の存在です。検索経由では下層ページに直接着地することが多いため、どのページからでも次の行動にたどり着ける状態が必要です。
インターネット上の住所にあたる文字列。
「example.com」のような、サイトの所在を示す名前です。取得後は年単位で更新料が発生します。
更新を忘れるとサイトが表示されなくなり、第三者に取得される危険もあります。自動更新の設定と、管理者の把握が重要です。
自サイト内で完結するSEOの改善作業。
タイトルタグや見出しの最適化、内部リンクの整理、表示速度の改善、スマートフォン対応など、自社で手を入れられる範囲の施策です。
外部要因に左右されず自分たちで進められるため、まずここから着手するのが基本です。専門知識がなくても、タイトルと見出しの見直しだけで改善する場合があります。
自サイト内のページ同士をつなぐリンク。
関連する記事をつなぐことで、読者が次に読むページを見つけやすくなり、サイト全体の評価も底上げされます。
文脈として自然につなぐことが重要です。関連性の薄いページへ機械的に張ると、読み手にも検索エンジンにも不自然に映ります。
1日あたりに使う広告費の上限設定。
1日に消化する広告費の目安として設定します。媒体によっては日によって多少上下しつつ、月間では設定額に収まるよう調整されます。
低く設定しすぎると1日の早い時間帯で配信が止まり、機会を逃すことがあります。配信状況を見ながら調整します。
広告枠の競争に、いくらでどう参加するかの設定方針。
クリック単価を手動で決める方式と、目標CPAや目標ROASを設定して媒体側の自動調整に任せる方式があります。
自動入札は一定量のデータが集まって初めて機能します。開始直後にデータが少ない段階では、期待通りに動かないことがある点を織り込んでおく必要があります。
購入を直接狙わず、まず知ってもらうことを目的とした広告。
まだ課題を自覚していない層に対し、存在や価値を知らせることを目的とします。すぐに成果が出るものではありません。
評価はCPAではなく、リーチや指名検索の増加で見ます。成果獲得の指標で判断すると、必要な施策を早期に止めてしまうことになります。
提供価値やコスト構造に合わせて価格を引き上げること。
原材料費や人件費が上がる中で価格を据え置くことは、提供品質を静かに下げることにつながる場合があります。
金額だけを伝えるのではなく、理由とセットで案内すると受け止められ方が変わります。十分な予告期間を設け、繁忙期の直前を避けることも反発を抑える工夫になります。
掲載先の記事やコンテンツに溶け込む形式の広告。
媒体の通常記事と似た見た目で表示される広告です。広告らしさが少ないため、読まれやすい特徴があります。
広告であることの明示が必須です。表記を怠るとステルスマーケティング規制に抵触するおそれがあるため、「PR」「広告」の表示位置と大きさを必ず確認してください。
投稿に付けるキーワードのラベル。
「#」に続けて語句を付けることで、同じタグの投稿として一覧に表示され、フォロワー以外にも届く経路になります。
参加者の多いタグは埋もれやすく、少なすぎるタグは見られません。規模の異なるタグを組み合わせる使い方が実務的です。
顧客が求めていて、競合が提供できず、自社が提供できる価値。
「顧客が欲しいもの」「競合が提供できるもの」「自社が提供できるもの」の3つを重ねたとき、顧客が欲しくて自社だけが出せる領域を指します。
自社が得意でも顧客が求めていなければ価値になりません。強みの主張が独りよがりになっていないかを確認する枠組みとして使えます。
現在地までの階層を示すナビゲーション表示。
「トップ > カテゴリ > 記事」のように、サイト内のどこにいるかを示す表示です。訪問者が現在地を把握しやすくなります。
検索エンジンにとってもサイト構造を理解する手がかりになります。検索結果にこの階層が表示されることもあります。
ページが開くまでにかかる時間。
表示が遅いほど離脱が増え、成果に直結します。読み込みを待てる時間は想像以上に短いものです。
画像の圧縮、未使用のスクリプト削除、サーバー性能の見直しが主な改善策です。パソコンの高速回線で確認していると問題に気づきにくいため、スマートフォンの回線での確認が欠かせません。
他のサイトから自サイトに向けて張られたリンク。
第三者からの推薦とみなされ、多くの信頼できるサイトから張られているほど評価が高まる傾向があります。
数より質が重視されます。関連性の低いサイトからの大量のリンクは、かえって不自然な操作とみなされる可能性があります。
広告とキーワード、遷移先ページの関連性を評価した指標。
検索広告で、キーワードと広告文、遷移先ページがどれだけ噛み合っているかを媒体側が評価した数値です。
評価が高いと、同じ入札額でもより高い掲載順位を得られたり、クリック単価が下がったりします。単価を下げたい場合、入札を上げる前に関連性の見直しが有効です。
ページ内のどこが見られ、どこで離脱したかを色で可視化するツール。
クリックが集中している箇所、読まれずに飛ばされている箇所、離脱が起きている位置などを色の濃淡で表示します。Microsoft Clarity は無料で使え、録画機能も備えています。
数値だけでは分からない「読まれ方」が見えます。重要な情報が読み飛ばされていることが判明し、掲載位置の変更につながる例は珍しくありません。
検索数が多く競合も激しい、一般的で短いキーワード。
「マーケティング」「集客」のように単語数が少なく、検索数の大きい語を指します。上位表示できれば流入は大きくなります。
大手や専門メディアが占めていることが多く、新しいサイトが短期間で上位に入るのは困難です。まず関連する具体的なキーワードから積み上げる方が現実的です。
企業が一般消費者に対して商品やサービスを提供する取引。
Business to Consumer の略です。購入の意思決定が本人一人で完結することが多く、検討期間が比較的短い傾向があります。
共感や世界観が購買理由になりやすいため、ビジュアルや体験の設計が成果に直結します。
企業が企業に対して商品やサービスを提供する取引。
Business to Business の略です。担当者だけでなく決裁者も関わるため検討期間が長く、複数人の合意を経て購入が決まる点が特徴です。
感情よりも導入根拠が重視されます。社内稟議で使える資料や導入効果の説明が、そのまま購買支援になります。
計画・実行・検証・改善を繰り返す進め方。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Act(改善)の頭文字です。施策を回しながら精度を上げていく基本的な進め方を指します。
形骸化しやすいのはCheckです。実行して終わりにせず、事前に決めた指標と照らす時間をあらかじめ予定に入れておくと機能します。
ページが表示された延べ回数。
Page View の略です。1人が5ページ見れば5PVとして数えます。サイト全体の閲覧量を示す基本的な指標です。
PVだけでは成果の良し悪しは判断できません。人数を示すUU、成果を示すCVRと組み合わせて見ることで実態がつかめます。
Google広告で、複数の掲載面に自動配信するキャンペーン形式。
Performance Max の略称です。検索、ディスプレイ、動画、マップなど複数の面に、素材と目標を渡して自動的に配信を最適化します。
手動で調整できる範囲が限られるため、素材の質と成果データの正確さが結果を大きく左右します。既存のキャンペーンと配信が重なる点にも注意が必要です。
自社が顧客から直接取得したデータ。
会員情報、購買履歴、問い合わせ内容、自社サイトの行動履歴など、自社が直接集めたデータを指します。他社から購入したデータや、外部サービス経由で得たデータと区別されます。
Cookie規制が進むなかで価値が高まっています。メルマガ登録や会員登録など、顧客と直接つながる接点を持っておくことが、外部環境の変化に左右されない土台になります。
ページを開いた瞬間、スクロールせずに見える範囲。
訪問者はここで、自分に関係のあるページかどうかを数秒で判断します。
伝えるべきは「誰向けの、何のページか」です。凝った表現より、対象と提供内容の明快さが優先されます。スマートフォンでは表示範囲が狭いため、パソコンでの見え方だけで判断しないよう注意が必要です。
アカウントの投稿を継続的に受け取る登録者。
投稿が優先的に届く相手です。ただし全員に毎回表示されるわけではありません。
数の多さと売上は必ずしも比例しません。目的が集客であれば、フォロワー数より問い合わせ数や来店数を主指標に置くほうが判断を誤りません。
問い合わせや申込の情報を入力してもらう仕組み。
成果の直前に位置するため、ここでの離脱は損失に直結します。入力しやすさが成果を左右します。
スマートフォンでの入力しやすさは特に重要です。実機で最後まで入力してみると、気づかなかった問題が見つかります。
1人あたり平均して何回その広告を見たかを示す数値。
インプレッションをリーチで割って求めます。値が3なら、1人が平均3回その広告に接触したことを意味します。
高すぎると同じ人に繰り返し表示され、飽きや不快感につながります。リターゲティングでは特に上限設定を検討する価値があります。
ロゴや配色など、ブランドを視覚的に表現する要素の体系。
Visual Identity の略です。ロゴ、色、書体、図版のスタイルなど、目に見える要素を統一的に設計したものを指します。
単体で美しいかではなく、名刺・看板・Webなど異なる場面で成立するかが判断基準になります。
「あの会社らしい」という認識を、意図してつくる活動。
ロゴや配色を整えることだけを指すのではなく、発信、対応、体験のすべてを通じて特定の印象を形成する取り組みです。
短期の売上ではなく、選ばれ続ける理由をつくる活動です。効果が見えにくいため、指名検索数や紹介の発生数などを補助的な指標に置くと進捗を把握できます。
ブランドそのものが持つ資産価値。
名前が知られていること、良い印象を持たれていること、信頼されていることが積み重なって生まれる無形の資産です。
これが高いと、同じ商品でも選ばれやすくなり、価格競争に巻き込まれにくくなります。築くには時間がかかり、失うのは早いという性質があります。
ブランドの表現ルールをまとめた資料。
ロゴの使い方、配色、書体、写真の選び方、言葉づかいなどを明文化した資料です。誰が制作しても一貫性を保てるようにします。
分厚い資料である必要はありません。数ページでも、判断に迷う項目が明記されていれば実務では十分機能します。
誰に何を約束する存在なのかを一文で言い表したもの。
ブランドの中核となる考え方を短い言葉にしたものです。ロゴや配色は、この言葉を視覚化した結果にあたります。
先にビジュアルを固めると、方向性が定まった段階で作り直しになりがちです。特に創業期は変化が大きいため、言葉を先に置くほうが結果的に近道になります。
どれだけの人がそのブランドを知っているかの度合い。
名前を聞いて思い出せる状態、あるいはカテゴリを聞いて名前が浮かぶ状態を指します。
購入の前提となる段階です。認知がない状態でいくら成約向けの施策を打っても、対象となる母数自体が増えません。
競合より高い価格を、価値を根拠に設定する戦略。
品質、体験、希少性などを理由に、市場の相場より高い価格を設定する考え方です。値引きに頼らない収益構造をつくれます。
成立には、その価格に見合う理由が伝わっていることが前提です。理由が伝わらないまま高いだけでは、選択肢から外れます。
投稿からアカウントのプロフィールを見に来た回数。
投稿に興味を持った人が、発信者自体に関心を移した数を示します。フォローや来店につながる手前の行動です。
この数が伸びているのにフォローや問い合わせが増えない場合、プロフィール欄の情報や導線に課題がある可能性があります。
訪問者がページに留まった時間の平均。
ページやサイトにどれくらいの時間留まったかを示します。内容が読まれているかを推し量る手がかりになります。
従来のアクセス解析では、最後に見たページの滞在時間を正確に計測できないという制約がありました。GA4では画面が実際に見られていた時間をもとにした「平均エンゲージメント時間」が用いられます。指標名と定義はツールによって異なるため、確認したうえで使ってください。
商品の機能そのものではなく、顧客が得られる変化や結果。
「軽量」「高性能」は機能(特徴)であり、「持ち運びが楽になる」「作業時間が半分になる」がベネフィットです。顧客が買っているのは機能ではなく、その先にある変化です。
訴求が伝わらないときは、機能の説明で止まっていないかを見直すと改善の糸口になります。
比較の基準とする数値や対象。
自社の数値を評価するための基準です。過去の自社実績、業界の平均値、目標とする競合などを基準に置きます。
業種によって適正値は大きく異なるため、他社の数値をそのまま当てはめると誤った判断につながります。まずは自社の推移を基準にし、業界平均は参考程度に扱うのが安全です。
費用を払って露出を得る媒体。
リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告、雑誌広告などが該当します。出稿すればすぐに露出が得られる即効性が最大の強みです。
出稿を止めれば効果もなくなります。オウンドメディアが育つまでの立ち上げ期や、期間限定の訴求と相性があります。
政治・経済・社会・技術の4視点で外部環境の変化を捉える方法。
Politics(政治・法制度)、Economy(経済)、Society(社会・人口動態)、Technology(技術)の観点から、自社ではコントロールできない環境変化を整理します。
中小規模の事業では毎年行う必要はありませんが、法改正や技術の普及が業界構造を変える局面では、事前に把握しておくことで打ち手の準備ができます。
代表的な顧客像を、一人の人物として具体的に描いたもの。
「30代女性」といった属性ではなく、仕事、生活リズム、抱えている悩み、情報の集め方まで含めて一人の人物として設定します。社内で判断が割れたときの共通基準になります。
想像だけで作ると実態からずれます。既存客への聞き取りを土台にすると、精度が大きく変わります。
投稿があとで見返すために保存された回数。
いいねより強い関心を示す反応とされ、多くのSNSで表示順位の判断材料になっているといわれます。
ノウハウやチェックリストなど、後で参照したくなる内容ほど保存されやすくなります。伸ばしたい場合は投稿の型から見直します。
見込み客の連絡先と引き換えに提供する、実務に役立つ資料。
調査データ、課題解決の手引き、チェックリストなどをPDFにまとめ、フォーム入力と引き換えに提供します。BtoBでは見込み客の連絡先を得る主要な手段です。
会社案内やサービス紹介を資料化しただけでは登録されません。読み手が自分の業務にそのまま使える内容であることが、登録の動機になります。
競合と比べたときの自社の立ち位置を、一文で言い切れる状態にすること。
「〇〇な人にとって、△△という点で、他にはない存在である」と言い表せる状態を目指します。競合との比較の中で、自社がどの位置を占めるかを明確にする作業です。
差別化の手がかりは、同業他社が使っていない言葉にあります。全社が「安心」「実績豊富」と書いているなら、そこは違いになりません。社内で当たり前すぎて言語化していないことが、独自の位置につながることがあります。
売れる仕組みをつくる活動全般。宣伝だけを指す言葉ではない。
商品やサービスが自然に選ばれる状態をつくるための活動全般を指します。広告や宣伝はその一部にすぎず、誰に何を届けるかの設計、価格の決定、販売経路の選択、購入後の関係づくりまでが含まれます。
「広告を出すこと」と同義に捉えてしまうと、受け皿が整わないまま集客だけを進めることになりがちです。まず何を誰に届けるかを決めてから、手段を選ぶ順番が基本になります。
誰に・何を・なぜ届けるのかを決め、施策の判断基準をつくること。
限られた予算と時間をどこに投じるかを決めるための方針です。「誰に」「何を」「なぜ自社が選ばれるのか」を言葉にすることで、個別の施策を選ぶ基準が生まれます。
戦略がないまま施策から始めると、成果が出ない理由を検証できません。うまくいかないときほど、手段を増やす前にこの3点に立ち返ることが近道になります。
認知から購入までで人数が絞られる様子を、じょうご状に表した考え方。
認知→興味→検討→購入→継続と進むにつれて人数が減っていく構造を、じょうごにたとえたものです。入口は広く、出口に近づくほど狭くなります。
各段階に今どんな施策があるかを書き出すと、空白の段階が見つかります。最も人数が絞られている箇所から手を打つと、全体の成果に響きやすくなります。
文章の構造を示すHTMLの見出し(h1〜h6)。
h1を最上位として階層的に文章を構造化します。検索エンジンが内容を理解する助けになり、読者にとっても読みやすさにつながります。
見た目を大きくする目的で使うのではなく、内容の階層に沿って使うことが原則です。順序を飛ばさず、h2の下にh3を置く形が基本になります。
検索結果でタイトルの下に表示される説明文。
ページの内容を要約した文章で、検索結果に表示されます。順位そのものへの直接的な影響は小さいとされますが、クリックされるかどうかを左右します。
設定しない場合、検索エンジンが本文から自動で抜き出します。意図した内容を見せたいページでは、明示的に指定しておくほうが確実です。
メールを使って見込み客・既存客との関係を築く手法。
メルマガや個別配信を通じて、検討中の相手に情報を届け続ける手法です。SNSと違い、アルゴリズムに左右されず相手の受信箱に直接届く点が強みです。
配信リストは自社の資産になります。売り込みばかりを送ると解除されるため、判断材料になる情報を中心に据え、案内はその一部にとどめる配分が現実的です。
医薬品・化粧品・健康食品などの広告表現を規制する法律。
正式には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。化粧品や健康食品で、医薬品のような効能をうたうことを禁じています。
健康食品で「治る」「改善する」、化粧品で「シミが消える」といった表現は違反にあたります。該当する業種では、使用可能な表現の範囲があらかじめ定められているため、制作前に確認しておくことが欠かせません。
価格や取引条件を、実際より著しく有利に見せる不当表示。
景品表示法が禁じる不当表示のうち、価格や条件に関する誤認を指します。実際には販売していない価格を「通常価格」として並べる二重価格表示が代表例です。
「今だけ」「先着◯名」と表示しながら常時実施している場合も該当し得ます。期間限定をうたうなら、実際に期間を区切って運用する必要があります。
商品の品質や内容を、実際より著しく優れているように見せる不当表示。
景品表示法が禁じる不当表示の一つで、中身に関する誤認を指します。根拠のない「業界No.1」、実際には行っていない工程の記載、効果を断定する表現などが該当します。
表示の根拠を示せるかが判断の軸です。消費者庁から根拠資料の提出を求められ、期限内に合理的な資料を出せない場合は不当表示とみなされます。
利用者が直接触れる画面の見た目や操作部分。
User Interface の略で、ボタン、文字の大きさ、配色、レイアウトなど、目に見え手で触れる部分を指します。
美しさより分かりやすさが優先されます。押せそうに見えないボタンや、小さすぎる文字は、それだけで離脱の原因になります。
自社だけが提供できる独自の強み。
Unique Selling Proposition の略で、競合にはない自社固有の売りを指します。他社が同じことを言えるなら、それはUSPになりません。
特別な技術である必要はありません。対応の速さ、保証の範囲、専門領域の狭さなど、運用の積み重ねで生まれた違いもUSPになり得ます。
利用者がサービス全体を通じて得る体験。
User Experience の略です。画面の使いやすさだけでなく、探しやすさ、読み込みの速さ、購入後の対応まで含めた体験全体を指します。
UIはUXを構成する一要素です。画面が美しくても、問い合わせ後の返信が遅ければ体験としては損なわれます。
企業ではなく、利用者自身が作成・発信したコンテンツ。
User Generated Content の略で、利用者が投稿した写真やレビュー、体験談を指します。第三者の言葉であるため信頼されやすい特徴があります。
発生を待つだけでなく、撮影しやすい環境を用意する、感想を尋ねるタイミングを決めておくなど、生まれやすい状況をつくることができます。
一定期間に訪れた重複を除いた人数。
Unique User の略です。同じ人が期間内に何度訪れても1として数えるため、実際に何人が来たかを示します。
PVをUUで割ると、1人あたり何ページ見たかが分かります。この数値が低い場合、次に読みたくなる導線が不足している可能性があります。
4Pを顧客側の視点に置き換えた考え方。
Customer Value(顧客が得る価値)、Cost(顧客が払う総コスト)、Convenience(買いやすさ)、Communication(対話)の4要素です。売り手目線の4Pを、買い手の立場から捉え直したものです。
Costには価格だけでなく、手間や時間も含まれます。価格を下げなくても、手続きを簡単にすることで選ばれやすくなる場合があるという視点が得られます。
商品・価格・流通・販促の4要素から施策を組み立てる考え方。
Product(商品)、Price(価格)、Place(流通・販売場所)、Promotion(販促)の頭文字をとった枠組みです。売り手の視点から、何をいくらでどこでどう伝えて売るかを整理します。
4つは互いに影響し合います。高価格帯の商品を安売り前提の販路に置くと違和感が生まれるように、要素ごとにバラバラに決めず、全体の整合性を確認することが重要です。
指定されたページが存在しないときに表示される画面。
URLの誤りや、削除されたページにアクセスした際に表示されます。
初期設定のまま放置すると、訪問者はそこで離脱します。トップページや人気記事へのリンクを置いておくだけで、離脱を減らせます。
企業がLINE上で顧客とつながり、メッセージを配信できるサービス。
友だち登録した相手にメッセージやクーポンを配信できます。日本では利用者層が最も広く、メールより開封されやすい傾向があるため、地域密着の店舗や予約型のサービスと相性があります。
配信数に応じた課金体系のため、友だちが増えるほど費用も上がります。全員への一斉配信ではなく、属性で絞った配信を組み合わせると費用を抑えられます。
検索キーワードに連動して検索結果に表示される広告。
検索された語句に応じて、検索結果の上部などに表示される広告です。日本で使われる主な媒体はGoogle広告とYahoo!広告の2つで、多くの場合はまずGoogle広告から始めます。検索という能動的な行動を起こした人に届くため、課題を自覚している層に接触できます。
検討期間が短く検索需要が明確な商材と相性が良い一方、まだ検索されていない新しい商材では効果が出にくくなります。その場合は認知施策との併用が必要です。
一度サイトを訪れた人に、再び広告を表示する手法。
訪問したものの成果に至らなかった人に対して、改めて広告を配信します。すでに関心のある層に届くため、新規配信より成果率が高い傾向があります。
表示頻度が高すぎるとしつこい印象を与えます。配信期間や表示回数の上限を設定し、追いかけすぎない配慮が必要です。
そのページを最後にサイトを離れた人の割合。
複数ページを見たあとでも、最後に見たページで離れれば離脱として数えます。どこで訪問が終わっているかを示します。
注目すべきは、成果の直前で離脱が多い場合です。問い合わせフォームの離脱率が高ければ、入力項目の多さや分かりにくさが原因である可能性があります。
一度購入した顧客が、再び購入した割合。
既存顧客のうち再購入に至った割合を示します。新規獲得より既存顧客の維持のほうが費用を抑えられるため、収益の安定度を測る指標になります。
数値が低い場合、商品の問題とは限りません。購入後の連絡が途絶えて思い出されていないだけ、ということも少なくありません。
事業の実態に合わせて、ブランドの表現や位置づけを見直すこと。
社名・ロゴ・発信内容などを現在の事業に合わせて刷新する取り組みです。事業が変わったのに看板が昔のままだと、伝えたい相手に誤解を与えます。
すべてを一新する必要はありません。長年培った信頼や既存客が抱く良い印象は資産です。変えるものと守るものを分け、切り替え時期は接点ごとにずれないよう一覧化しておくと混乱を避けられます。
公開済みの記事を書き直し、内容と順位を改善すること。
情報の古さを更新したり、検索意図とのずれを修正したりする作業です。新規作成より少ない労力で成果につながることがあります。
対象は感覚で選ばず、表示回数が多いのにクリックや順位が伸びない記事から着手すると効率的です。
投稿や広告が届いた「人数」。
実際に届いた人の数を示します。同じ人が何度見ても1として数えるため、どれだけ広がったかを測れます。
フォロワー数が横ばいでもリーチが伸びていれば、新しい層に届いている状態です。逆に頭打ちなら、既存のフォロワーの中だけで閉じている可能性があります。
見込み客の連絡先を獲得する活動。
資料請求、セミナー申込、問い合わせなどを通じて、見込み客(リード)の情報を得る取り組みです。BtoBでは商談前の重要な入口になります。
数を集めることが目的化すると、商談につながらないリードばかり増えます。獲得数と併せて、その後の商談化率まで見ることが必要です。
獲得した見込み客と接点を保ち、購入意欲を育てる活動。
すぐには購入に至らない見込み客に対し、メールや資料提供などで有益な情報を届け続け、検討段階が進むのを待つ取り組みです。
検討期間が長い商材ほど効果があります。売り込みを重ねるのではなく、判断材料を渡す姿勢が信頼につながります。
短尺の縦型動画を投稿する形式。
短い縦型動画の投稿形式で、フォロワー以外にも表示されやすい特徴があります。新規の認知獲得に向いています。
冒頭の1〜2秒で内容が伝わらないと離脱されます。結論や課題提起を最初に置く構成が有効です。
既存顧客と似た特徴を持つ層を、自動的に見つけて配信する仕組み。
購入者や問い合わせ者のデータをもとに、行動や属性が近いユーザーを広告媒体が推定し、配信対象にする機能です。
元となるデータの質が結果を左右します。成果につながった顧客のリストを渡すほど精度が上がるため、対象の選び方が重要になります。
画面幅に応じてレイアウトが自動的に切り替わる作り方。
パソコン・タブレット・スマートフォンなど、画面幅の違いに応じてレイアウトが組み替わる作り方です。1つのページで全端末に対応できます。
多くの業種でアクセスの半数以上がスマートフォン経由です。パソコンでの見え方だけを基準に完成と判断すると、最も多くの人が見る画面の問題に気づけません。
広告費に対して何倍の売上が生まれたかを示す割合。
Return On Advertising Spend の略です。広告費10万円で売上50万円なら、ROASは500%になります。
CPAが1件あたりの費用を見るのに対し、ROASは売上ベースで割に合っているかを見ます。単価がばらつく商材で有効です。ただし利益率は反映されないため、最終判断は粗利で行う必要があります。
ブランドを識別するための象徴的な図形や文字。
名前を視覚的に表した記号です。あらゆる接点に登場するため、ブランドの印象を最も強く担います。
小さく表示したときや白黒印刷でも判別できるかが実用上の要件です。装飾が多いほど、縮小時に潰れやすくなります。
検索エンジンの巡回範囲を指示するファイル。
サイトの最上位階層に置き、どの範囲を巡回してよいかを検索エンジンに伝えます。管理画面など公開不要な領域の巡回を制限できます。
制御できるのはあくまで巡回であり、検索結果への表示を確実に防ぐものではありません。他サイトからリンクされている場合、巡回を禁じたページが検索結果に現れることもあります。確実に表示させたくない場合はnoindexの指定を使います。設定を誤ると広範囲が巡回されなくなるため、編集時は影響範囲の確認が必須です。
検索数は少ないが、意図が具体的な複数語のキーワード。
「浴室リフォーム 費用 相場 築30年」のように、語数が多く状況が明確なキーワードです。検索数は少ない一方、競合も少なくなります。
検索する人の状況が具体的なほど、成約にもつながりやすくなります。既存客に「どんな言葉で検索したか」を聞くと、社内では思いつかない語が見つかります。
色や装飾を省き、要素の配置だけを示した設計図。
どこに何を置くかを線と枠で示した図です。デザインに入る前に構成と優先順位を確認するために作られます。
この段階で議論しておくと、デザイン完成後の大きな手戻りを防げます。装飾がないぶん、内容の過不足に集中できます。
世界的に広く使われているCMS。
無料で使えるCMSで、テーマやプラグインによって機能を拡張できます。情報が豊富で、対応できる制作会社も多い点が特徴です。
利用者が多い分、更新を怠ると脆弱性を突かれる危険があります。本体・テーマ・プラグインを最新に保つ運用が前提になります。
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