身近な場面
トンマナは、演奏者が変わっても同じ曲に聞こえる楽譜です。
記事での意味
色や敬語を決めるだけでなく、何を強く言い、何を言わないかまで共有します。
「なんとなく」の積み重ねが世界観を崩す
投稿ごとに配色や言葉遣いが微妙に違う——これは、同じ人が書いた手紙なのに、毎回違う便箋と筆跡で届くようなものです。一つ一つは悪くなくても、積み重なると「誰が発信しているのか分からない」という印象を与えてしまいます。
図解
トンマナを固定する4要素
- 言葉 語尾、敬語、使わない表現
- 色 主色、補助色、使用比率
- 写真 光、距離、被写体、加工
- レイアウト 余白、文字量、見出し階層
感覚ではなく、誰でも確認できるルールへ落とす。
トンマナが崩れる原因
あるアパレルブランドは、担当者ごとに投稿の雰囲気が違い、フォロワーから「別アカウントかと思った」と言われたことがありました。原因は、明文化されたルールがなく、各担当者の感覚に委ねられていたことです。ルールがない状態では、どれだけセンスの良い担当者がいても、いずれ揺らぎが生まれます。
決めるべき項目(色・言葉・写真)
統一すべき項目は主に3つです。色(メインカラー・アクセントカラーの指定)、言葉遣い(一人称・語尾・絵文字の使用可否)、写真のトーン(明るさ・余白の取り方)です。この3つを具体的に決めておくだけで、担当者が変わっても世界観が崩れにくくなります。
1枚ルールシート
「細かいルールを作っても、結局読まれないのでは」と思うかもしれません。だからこそ、複数ページのマニュアルではなく、1枚に収まるシンプルなルールシートにすることが重要です。色見本、NGワード、写真の実例を1枚にまとめておけば、新しい担当者もすぐに参照できます。
運用チェック
ルールは作って終わりではなく、月に一度、実際の投稿がルール通りになっているかを見返す時間を作ることで維持されます。チェックを怠ると、時間とともに少しずつルールから逸脱していきます。
まとめ
トンマナの統一は、センスの問題ではなくルール化の問題です。まずは色・言葉・写真の3項目だけでいいので、1枚のシートに書き出してみてください。
具体例
担当者ごとにSNSの印象が変わる会社
「親しみやすく」では解釈が分かれます。「専門語は一文で説明する」「煽り表現を使わない」「結論から書く」まで例示すると、担当者が変わっても判断できます。
今日の一歩
- らしい文章とらしくない文章を各3例集める
- 色・写真・言葉のルールを一枚にする
- 新しい投稿をルールで判定して不足を直す